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《ネタバレ》 新聞(ここのサイトでも)などでの高評価からちょっと
期待しすぎてしまったのか、実際に見ての感動はあまり感じられませんでした。 あまり先入観を持たずに見るべきだったのでしょうか。意味深な会話や印象的 な映像の挿入など心理劇を盛り上げる工夫が盛りだくさんで、監督の思い入れ を感じますし、主人公二人や脇を固めたベテラン俳優陣の演技力には感服しま すが、やや食傷ぎみでした。 謎解きがテーマではないと思うのですが、結局真実はどうだったのか、にこだ わってしまいました。 「最初に兄が証言したように、彼女が勝手に落ちて、兄は手をつかんで助けよう とした」なのか、それとも弟が証言したように「彼女の言葉に逆上した兄がわざ と突き落としたのか」。兄の腕に残った傷をみれば(意味ありげに何度も映して いましたが、なぜ弁護士がそれを兄に有利な証拠として取り上げなかったのかだ ろうか?)、前者だと思うのですが、じゃあなぜ弟はあんな証言をしたのか。 弟の妄想なのか。なぜ兄を嘘つきだと思ったのか。もし前者が真実なら弟の証言 には悪意があり、出所した兄は家に帰ろうと迎えにきた弟を絶対に許すわけはない、 などなどすっきりしない点が多々残りました。(こだわり過ぎなのかもしれません) 【キムリン】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-08-20 19:39:02)(良:3票)
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