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《ネタバレ》 謎を丁寧に追っていき終盤にかけての
次々に起きるどんでん返しと暗殺者の影にハラハラドキドキ しながら最後まで楽しむことができました。 この種のお話としてはよく練られていたと思います。 物語の展開からは最後はハッピーエンドか悪が栄える終わり 方のいずれしかないのですが、一応勧善懲悪的に終わったの は嫌な余韻を残さずに良かったと思います。 一つひっかかったのは終盤でビンガムが電話していた相手。 議員は奥さんと一緒だったはずだし、全てコリンズ議員の 思惑通りに進んでいて全てをポイントコープに押し付ける ことに成功した段階で、ビンガムはカルが真相に気づく 前に何かをしようと準備していたように描かれている。 彼は一体何をしようとしていたのだろうか。他にも黒幕 がいたということでしょうか。この部分だけは腑に落ち ませんでした。最後にコリンズ議員黒幕の大どんでん返し を仕込んだのでしょうが、愛人裏切りで十分だったような 気もします。 ちなみに背景がいつもながらの軍産複合体による陰謀なので 新奇さがなく食傷気味。まあ現実的な陰謀論をベースにする ならこれしかないのは分かるのですが。 第二次大戦で膨大な富を得た軍産複合体による大統領の取り 込みはトルーマンから始まり現在まで続いていることは米国 国民は周知の事実で必要悪として受け入れてしまっているの でしょう。 唯一抗ったJFKが暗殺されてしまったことでもはやどうにも ならないものなので、こんな映画が製作されたところで彼ら にすれば痛くも痒くもないということなのでしょうか。 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-05-30 18:59:04)
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