新幹線大爆破(1975) の キムリン さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > 新幹線大爆破(1975)
 > キムリンさんのレビュー
新幹線大爆破(1975) の キムリン さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 新幹線大爆破(1975)
製作国
上映時間153分
劇場公開日 1975-07-05
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの,パニックもの
レビュー情報
《ネタバレ》 単純なアクション映画かと思って観ていたのですが
終盤は急にヒューマンドラマのようになってきて引き込まれて
しまいましたね。特に若き日の宇津井健の嫌味のない好演技が
光っていました。
終盤の部分がなければもっと低い評価にしようと思ったのですが
一応合格点にしました。

それにしても前半の警察の体たらくはどうにかならんのでしょうか。

犯人B(山本圭)の動静を探るだけのはずが、いきなりドアをノック
してしまって本人が出てきたらどうするつもりだったんだ

金を受け取りに来た犯人C(織田あきら)を突然大学柔道部員に声
かけて捕まえようとしたけど、凶器をもっていたら大学生はどう
なっていたのか

犯人Bを大人数で追いかけて見失いそうになっていきなり発砲。
凶器を持たぬ犯人に警告なしの銃の使用をどう正当化するんだ

高速道路上で金の受け取りにやってきた犯人A(高倉健)を屋上で
見張りにつく前に逃がしてしまったけど、配置につくまで時間を稼
げよ、などなど、いくらなんでもこれほどミスを犯すのだろうか

しかしよく考えると実は警察の捜査って実際もこんなものなのかも
しれませんね。だから、三億円犯人も、怪人21面相も、世田谷一家
殺人事件の犯人も捕まえられなかったのかもしれません。
この映画、実は警察の無能ぶりを暴く映画なのか、というのは考え過ぎか

ラスト、武器も持たない犯人Aを警告射撃もせずに撃ち殺してしまい
これはれっきとした殺人ではないか思うのだけども、そもそもこの映画
の数年前に起きた瀬戸内海シージャック事件でライフルを持って人質を
取った犯人でさえ、これを狙撃して殺してしまった警察には当時非難が
集まった。その後警察は基本的に犯人射殺には非常に慎重なのだが、
なぜこのような非現実的なラストにしてしまったのか疑問ではある。
キムリンさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-05-12 21:08:04)
キムリン さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-01-06ミステリと言う勿れ7レビュー6.84点
2024-12-24D-TOX6レビュー4.19点
2024-12-05ブレーキ・ダウン6レビュー6.65点
2024-10-16望み7レビュー6.10点
2024-10-13侍タイムスリッパー7レビュー7.92点
2024-09-08ラストマイル6レビュー6.21点
2024-05-30消されたヘッドライン7レビュー5.95点
2024-05-22ブラックハット6レビュー5.75点
2024-05-21インサイド・マン6レビュー5.71点
2024-05-20白い巨塔7レビュー6.69点
新幹線大爆破(1975)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS