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テレビで久しぶりに再見。超大国アメリカを深く蝕む麻薬問題、その根深さや底知れぬ恐ろしさを3つの話を平行して描きながら鮮やかに描き出す。3箇所の話を混乱することなく描き分け、作品の意図するところをあぶりだすような脚本や監督の手腕は素晴らしい。当時妊娠中のキャサリンが妊婦姿でしたたかな女を熱演している。ベニチオはこってりした存在感があって際立っている。彼が「子供たちが野球ができれば麻薬の売人にはならない」という言葉がラストで生かされ、ナイターをする子供たちのシーンで終わっているのは、この困難な問題に監督が込めたひとつの希望だろう。
【キリコ】さん 8点(2004-02-07 15:58:42)(良:1票)
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