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平気で人殺しをしてきた若者が一人の女性に出会い「愛がどんなものか知らずにきた。人生を変えたい、やり直したい」と、それまでテロリストとして生きてきた人生に初めて迷う。生き方を変えることもできたのに彼は暗殺を実行し、結局ゴミだめの中でのたうって死んでいく。
この頃のポーランドの歴史的背景についてよく知っていればもっと深く作品を理解でき思いも深くなるのかもしれない。しかし通り一遍の知識でもこんな生き方しかできなかった若者の青春悲劇として切なく心に響くものがあるし、廃墟の教会の逆さキリストなど印象的な映像シーンもたくさんある。 時代や国も状況も違うとはいえ、マチェクのような若者が今もイラクやチェチェンなど各地にいるのかもしれないと思うと彼の悲しい生き方もちょっと現実味を帯びてくる気もする。 【キリコ】さん 8点(2004-08-30 22:09:47)(良:1票)
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