| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 生きてるって何だろうか?生命の本筋からすれば、子孫を残すことなのかも知れないけれど、人間は随分と頭でっかちになっているから、それを第一義とするわけにはいかない。この映画を観ていると、そんなことを改めて考えさせられた。大人にならない子供キルドレは(身体を損なわない限り)不老不死なのだろうか?もしそうだとしたらどんな気持ちだろう。僕も時折(自身と周辺の愛する人々を含めて)不老不死ならどんなに良いだろう?なんて考えてしまうが、実際そうであるならばいつかは飽きて死にたくなるかもしれない。否、昔から言われているが、生は限界があるから精一杯生きようとするのかもしれない。彼らキルドレはブレードランナーのレプリカントの様に記憶を植えつけられているのかもしれないが、一方が4年の寿命であるところが大きな違いか。そしてティーチャーには凶暴な「父性」を感じる。大人になるのを拒絶(勿論不可抗力的では在るが)しているキルドレ達には一切容赦しない。現代の若者への歯がゆさを監督は表現したかったのかもしれない。
【leo】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-15 16:58:13)
leo さんの 最近のクチコミ・感想
|