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《ネタバレ》 結局、シリーズ三作を見てしまった訳だけど、内容的にはどれも同じで、自分の感想にもまったく変化が無い(笑)。
要するに、普通のホラーにおける怪物や殺人鬼を、「死神」とか「運命」というものに置き換えただけ。どこから来るか分からない唐突な死の恐怖は、いつ殺人鬼に襲われるか分からない類の恐怖とほとんど変わらない。 結局、「運命」と「必然」と「偶然」なんて、どれも同義語みたいなもんだし、それと同じで、悪魔(死神)と神も同じような存在で、人智を超越したところで生死を操られていては基本的にどうしようもなく、それこそ運命として受け入れるしかない訳で、その感覚は恐怖と言うよりは「諦観」や「畏怖感」に近い。 とにかく、ひたすら不可知的な死に纏わり付かれているだけで、「意外な死に方選手権」にしかなっていない。もう少し展開に何か工夫や意外性が欲しいところ。どっちみち運命から逃れる事は出来ないというオチもワンパターン。 個人的には、やはり神や悪魔よりも、「人間の思惑」が裏にあるほうがはるかに恐ろしいと思ってしまう。 まあ、物が落ちたり、転がったりと、色々な偶然が積み重なって、意外な死に方に繋がっていく様は「ピタゴラ装置」みたいでちょっと面白かった(笑)。 【FSS】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-07-07 13:50:42)(良:2票)
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