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最後のスタッフロールまで安達祐実だと気付きませんでした。それはともかく、中途半端な作品です。「ノストラダムス」というのも、既に賞味期限切れのネタですし、肝心の脚本がお粗末な限り。舞台がアメリカからアマゾンや処刑島にポンポン飛んだり、不二子が中途半端に記憶喪失になったりと、場面展開が唐突で、ほとんど必然性もありません。始めに脚本ありきで、ルパン達を自由に動かす作品作りを心掛けないから、場面展開が豊富な割に、いかにも時間稼ぎ的でまとまりが無く、こじんまりとした展開になってしまうのです。五右衛門参入の理由も不明のままですし、そのため彼の活躍もほとんど無し。あの義眼もどうやって作ったのかとか、バーチャルリアリティによるセキュリティシステムとか、ミサンガをはめた人間を自由に操るとか、突っ込み所も満載。相変わらずの、ご都合主義的展開もルパンだからこそ許されているようなもので、逆に言えば、脚本の粗さをルパンにごまかしてもらっているとも言えるのではないでしょうか。
【FSS】さん 4点(2004-01-29 23:17:52)
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