グレイマン の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ク行
 > グレイマン
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
グレイマン の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グレイマン
製作国,チェコ
上映時間122分
劇場公開日 2022-07-15
ジャンルアクション,サスペンス,配信もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「“超人的”はやめろ バカっぽい」

“キャプテン・アメリカ”役を卒業して、ある意味「自由」になったクリス・エヴァンスをサイコパスな悪役に配し、この台詞を放たせたことが、本作のハイライトかもしれない。


「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」から「アベンジャーズ/エンドゲーム」までの各作品の指揮をとり、MCUの“インフィニティ・サーガ”を見事に締めくくってみせたルッソ兄弟による本作におけるアクション描写の手腕は流石だった。
アクション映画としての“見せ方”と“魅せ方”は、作品全編において「工夫」が張り巡らされていて、楽しく、引き込まれる。

前述のクリス・エヴァンス含め、キャスティングも良かった。
主演のライアン・ゴズリングは鍛え上げられた見事な“肉体美”と、この俳優持ち前の“憂い”で、アクション映画の主人公として申し分ない魅力を放っていた。
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の記憶もまだ新しいアナ・デ・アルマスは、「007」での少ない出演シーンで世界中の映画ファンを虜にした魅力を存分に見せてくれた。
また個人的には1996年の「スリング・ブレイド」以来のビリー・ボブ・ソーントンという俳優のファンなので、久しぶりの出演作鑑賞が嬉しかった。

と、アクションもキャストも最高だったのだけれど、いかんせんストーリー展開がありふれておりチープ過ぎた。
スパイ・アクションの部類である以上、もう少しストーリーテリングにおけるケレン味や小気味よさがほしかったところ。
キャストのパフォーマンスはそれぞれ安定していたはずだけれど、演じるキャラクターの言動があまりにも予定調和的過ぎるので、結果的に「凡庸」に見えてしまったことは否めない。

続編を狙っているためか、諸々の設定が未回収な箇所も多く、本作単体の結末にカタルシスが得られなかったことも大きなマイナス要素だった。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-15 22:25:11)
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-09-23セーヌ川の水面の下に7レビュー6.50点
終わらない週末8レビュー7.60点
2024-09-22グランツーリスモ7レビュー6.56点
2024-09-21ビートルジュース7レビュー6.12点
2024-09-21101匹わんちゃん8レビュー6.43点
2024-09-16クルエラ10レビュー8.60点
2024-09-08犯罪都市 THE ROUNDUP7レビュー5.75点
2024-09-08落下の解剖学8レビュー6.90点
2024-08-16バニー・レークは行方不明8レビュー7.46点
2024-08-16リメンバー・ミー(2017)6レビュー7.52点
グレイマンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS