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《ネタバレ》 この映画を見ていて、いつから、日本映画は、こういう、シリアスな、刑事物を作れなくなったんだろう、と、ふと思えました。つまらない、若い人受けの、オーバーアクションの刑事物しか、つくれないのか、寂しい限りです。この映画、すばらしいとおもいました。デティールもしっかりしているし、マフィアの親分が、あれだから、また、子分や、主人公の警官・マフィアのだよ、が、ひきたつのかも。親分、なにも、もっていないのに、うってしまったけど、いいの、とか、ふとおもいました。せめて、ないふでも持たせるシーンでも入れないと、かっこつかないかな、と、マフィアに潜入した側のポリスは、寂しすぎです。警察のボスが、やられたときに、一緒に車で、逃げた、マフィアの仲間が、車のなかで、死ぬシーンも、チンピラっぽくて、切ない。そばにいた、彼は、せめて、返事をしながら、話を聞いてあげるべきだと想う。精神科医の彼女も素敵だし、ケイジ側の彼女も素敵でした。もうすこし、色っぽいシーンも、おまけとして、いれてもいいのかな、と、ふと思いました。最後の方で、もうひとり、いたとは、想いませんでした。そして、かれは、そいつを、しまつして、善人として、いきるのか。課長まで、いけたのだから、それも悪くないかも。最近珍しく、悪の方に、軍配があがったような感の映画でした。もし、自作が、つくられるなら、今度は、彼は、善人として、登場するのか、ボスとして、登場するのか、かなり、笑えます。えいがって、ほんとうに、素晴らしいです、久々に、感動できました。日本映画も、こういう作品を、みならって、まともな、映画をつくってくれれば、良いのにと思います。全体的にあまり、熱くならずに、さりげない感じがよいのかも。
【yasuto】さん 10点(2004-08-29 03:10:55)
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