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「この映画の一番の失敗は、よりによってあの名作『アルフィー』をリメイクしようなんて考えたこと」……という酷評を読んだ瞬間、なんだか悲しい運命を背負わされた映画だな、と同情。そりゃ、前作は名作で。今やサーの称号ももらった、名優マイケル・ケインの出世作なわけで。それと比べちゃ、一人で看板背負わされてるジュード・ロー、ちょっとカワイソー(でも、前髪の毛量はupしてた気がする。本人的にはオイシイ)。で、実際には、そんなに悪くなかった。ジュード、がんばってた。今や手垢がついた「60年代風」、その計算された「いまさら感」が秀逸。スタイリッシュな映像と、古さと新しさが絶妙に同居した音楽のコラボ。次々登場する女優陣に、「あ、この人、***の映画に出てた○○○だ……(でも名前なんだっけ)」と微妙に混乱させられる瞬間さえも、アルフィー・マジックか?
【中山家】さん 6点(2005-02-27 08:14:37)
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