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あらん限りの暴力の描写に、多くの観客が幻滅したりウンザリしたり、時には退屈だと感じたかも。でも現実には、これと同じようなことが世界の様々な地域で今この瞬間にも起きている。映画の場合、不快なら目を閉じれば済むけれど、そんな現実からも目を背けていて良いのか・・・?主人公の生き方が、受身かつ強い教訓やメッセージ性とは無縁に感じられる分、むしろ「わたし」が試されているような気がする。どれだけ泣けた、どれだけ怒った、どれだけつまらなかった・・・といった感覚の押し売り的な「量」ではなく、何を考えたのか、を観終わった人に聞きたくなった映画。
【中山家】さん 9点(2003-11-21 07:22:29)(良:1票)
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