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ひたすら綺麗な顔の人たちを、丁寧にきちんと撮るとこうなります、という教科書的な(=退屈な)映画。……だと思っていた。が、ビデオ見て考え直し。綺麗な顔の人たち、だけじゃなくて、この人たちが交錯させる「視線」が凄く良い。疑惑、憧憬、焦燥、哀憫……それぞれの、それぞれに対する言葉にならない感情が、ちょっと上目遣い(お・ね・だ・り)だったり、ちょっと三白眼気味(ゴルァ!)だったり、ちょっと惚けてたり(ほへ?)する視線の中にすとーんとハマッてます。役者が上手いのか撮り方が上手いのか。生と死に翻弄される綺麗な人々の「視線」、取り合えず綺麗って理由だけでも一見の価値アリ。
【中山家】さん 8点(2003-12-22 06:21:11)
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