電車男 の ロイ・ニアリー さんのクチコミ・感想

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電車男 の ロイ・ニアリー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 電車男
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2005-06-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,実話もの,小説の映画化,ネットもの
レビュー情報
《ネタバレ》 2ちゃんねるに限らず、このサイトでも、モニタの向こう側、ネットワークの彼方には色々な人たちがいて、それぞれがそれぞれの人生を生きてるんですね。今までぼんやりと考えていたことが「電車男」の映像の中にユーモラスに、時に切なく描かれていました。非常に短い制作期間で仕上げたとは思えないほど脚本も演出も丁寧で、製作者には拍手を送りたい気持ちです。
何よりも主演の山田孝之のちょっとデフォルメしたヲタクぶりから、戸惑い苦しみながらもエルメスにぶつかっていく演技が素晴らしい。いや、演技という表現を使いたくないほど電車男に、22歳の心優しく傷つきやすい青年になりきっていました。
2ちゃんねるでリアルタイムで電車男に接していた人や、出版された本を読んだ人には違和感を感じる人もいるかもしれませんが、ひとつの恋愛映画としてうまく昇華されていると思います。

他の作品評でも言っているのですが、エンドロールの向こう側に登場人物が生き続けていて、彼らのその後の人生の幸せを願ってしまうような映画が自分にとってのベストな映画なのですが、この作品はまさにそうです。電車とエルメス、辛い思い出を紙飛行機にして飛ばした看護師りか、電車がきっかけで夫婦の間にちょっとした潤いと会話が戻った夫婦、勇気を出して外の世界への一歩を踏み出したヒッキーの青年。みんなに幸せになって欲しい。もちろん現実には色々あるだろうけど・・・

そうそう、劇場で隣に座っていた毒男風のおにいちゃんがラストシーンで嗚咽を抑えられなくなっていました。自分ももらい泣きしそうでした・・・・゚・(ノД`)・゚・

<<追記>>
自分が高得点をつけてる恋愛映画にひとつの傾向があることに気付きました。
・主人公がダメ人間であること
・ヒロインが母性を感じさせ、心が広く、ダメ人間の主人公を受け入れてくれること
「パンチ・ドランク・ラブ」
「バッファロー'66」
「電車男」
「サイドウェイ」
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-07 00:06:40)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2013-02-20キツツキと雨8レビュー6.45点
2011-10-13はやぶさ/HAYABUSA8レビュー6.08点
2011-02-20ナイト&デイ6レビュー6.34点
2011-02-20ぼくのエリ/200歳の少女8レビュー7.10点
2011-02-13イエロー・ハンカチーフ7レビュー5.09点
2011-01-12ジョニー・マッド・ドッグ8レビュー7.09点
2010-12-31ロビン・フッド(2010)7レビュー6.71点
2010-12-09第9地区7レビュー7.07点
2010-12-09南極料理人9レビュー6.90点
2010-12-09アバター(2009)9レビュー7.26点
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