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《ネタバレ》 正直言って僕はダニエル・クレイグになってからのジェームス・ボンドは好みにピッタリ合っている。
それ以前の、2代目以降の余りに荒唐無稽でゆるゆるなMi6のスパイには何の魅力も感じなかったのだが、クレイグ版のこのシリーズは、ボンドという男の超人的な身体能力、洞察力、戦闘力は旧シリーズを遙かに超越して「あり得ない」シーンの連続であるにもかかわらず、しかし確かにスクリーンの向こうにこの男が生きているという生々しさを感じさせる、新世代、21世紀にふさわしいアクション大作と言えると思う。 本作を観ていて既視感を感じたのだが、本作のアクションシーンの監修は「ボーンアルティメイタム」と同じスタッフなのだとか。確かにカットを細かく細かく刻んで凄まじいまでのスピード感を演出するその手法は同じだ。しかしあちこちの批評を見ていると、このせわしすぎるカット割りを好ましく思わない人もいるらしく、賛否両論のようだ。個人的にはこういう手法は好みに合っている。 惜しむらくは本作が前作の続編という扱いで、ストーリーが非常にわかりづらいというところ。まあ、アクションだけでも充分楽しめますが。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-12-09 13:34:15)
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