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悪評高いこの作品を怖いもの見たさでみてみました。確かにひどい。作品の出来以前に、もしかしたら監督さんはキャシャーンの最も大切な、本質というべき部分を知らないのか理解できていないのではないかと不安になりました(というか、オリジナルを見たことがない?)。私が言うまでもないのですが、キャシャーンは「たった一つの命を捨てて」なんですよ。自ら命を捨てたのです。もう戻れないのです。そして、終わりの歌の歌詞にあるように「夢も希望も全てを捨てて、戦う為に生きていく」のです。ヒーロー史上、最も過酷で悲惨な主人公であることは間違いないでしょう。新造人間になることを自ら選択したところから、「キャシャーン」という物語が始まります。究極の選択をしたキャシャーンの内面をどう描くかが「キャシャーン」というテーマなのではないのか? (そのキャシャーンを見守るルナ、ああ、もうそれだけで涙がとまらないカモ。) ということで、見事にキャシャーンを冒涜してくれました。このストーリーならばキャシャーンである必要がありません。別の何かであれば3~4点くらいあげても良かった。もう、本当に0点。初めての0点を献上します。残念です。
【ぴよっち】さん [ビデオ(吹替)] 0点(2005-05-03 21:18:36)(良:3票)
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