キル・ビル Vol.1(日本版) の おはようジングル さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > キ行
 > キル・ビル Vol.1(日本版)
 > おはようジングルさんのレビュー
キル・ビル Vol.1(日本版) の おはようジングル さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
ストーリーは単純極まりないB級感たっぷりの『復讐もの』です。それもそのはずで、70年代に流行った香港のショウブラザーズ映画や、日本映画の「修羅雪姫」、マカロニウエスタンの「女ガンマン」等の、タランティーノが個人的に好きな作品を集大成した作品だからだ。
復讐ものでのアホ映画ではセガールの「沈黙シリーズ」、アクションでのアホ映画ではバンダムの作品が有名だが、それらの作品との違いは「映像センス」と「徹底した遊びっぷり」、更には「音楽センス」ではないだろうか。
映像に関しては、色んな映画の名場面をパクッているので非常に格好いい。嫌、むしろ格好良くて当たり前である。そして、その場面に適した曲を当て込む。曲も過去の作品からパクッているのだが、時には自分の好きな曲をシーンに合わせて入れることもあるようだ。
そして何と言っても凄いのが「遊びっぷり」です。ユマやルーシーに片言の日本語で喋らせるが、これが非常に面白くて笑わずにはいられない。ヤクザの会合のシーンでは、ルーシーの英語演説をファタールがご丁寧に通訳しています。これは明らかに日本の記者会見での通訳をパロッて笑い飛ばそうとしています。飛行機にしても作り物バレバレで(しかも機内には刀差しが!)、これに対して本気で突っ込んでいる人はタランティーノの悪ふざけにまんまとハマッています。
あと、血しぶきが飛んだり、腕が飛んだり、首が飛んだりとグロテスクなシーンが指摘されていますが、多少映画を知っている人ならタランティーノの作風が昔からそうであることは常識ではないのでしょうか??
おはようジングルさん 9点(2004-08-24 17:38:04)(良:3票)
おはようジングル さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-05-06AVP2 エイリアンズVS. プレデター8レビュー3.55点
2008-01-01リーピング7レビュー5.23点
2008-01-01ミスティック・リバー10レビュー6.33点
2008-01-01トランスフォーマー3レビュー5.71点
2008-01-01スーパーマン リターンズ8レビュー6.30点
2007-06-05男たちの大和 YAMATO2レビュー6.29点
2007-06-05SPY_N1レビュー2.80点
2007-06-05ISOLA 多重人格少女1レビュー2.67点
2007-06-05弟切草0レビュー2.25点
2006-10-22シークレット ウインドウ4レビュー4.94点
キル・ビル Vol.1(日本版)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS