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《ネタバレ》 うわぁ、こんなシネスコの使い方はいいなぁ。あえて被写体を一点に集めて画面の3分の2くらいが不要だったり、1つの画面で背景を白と黒とに分けて、その手前で被写体が白くなったり黒くなったり(光になったり影になったり)、延々と役者が中途半端にフレームからハミ出してたり。それに移動する役者に生まれる光と影の変化や、ドアを明けたり灯りを付けたりする事で陰から陽へとパッと切り替わるなど、ライティングがとっても凄いコトになっちゃってて、今の時代にこの映画のライト作れる人って果たしているのかなぁ?ってくらいな状態。もうさんざん言い尽くされちゃってるワケですが、やっぱり、モダン。さて、物語の方はブラックなお話で、コメディとして見られる人もいれば、残酷な、ホラーな物語に映る人もいる事でしょう。男の目から見たら、仮に自分が諸星あたるだとして、十人のラムが現れたらそりゃ恐いわなぁ、とそんな映画。ところで、最後の炎上する車は、その前のシーンで岸恵子が車に乗っていて、一瞬、彼女の車が事故った?と思わせるので、そこから続くであろうエピソードは、またどうなるか判りませんよ、と波乱を予感させてるのかな、と思いました。
【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-22 01:20:10)
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