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出だしの音楽が良いですね。あれで一気に引き込まれました。映画館では客席を見渡すと、かなり平均年齢が高かったのと、終始鼻をすする音が印象的でした。映像は切なさを出す演出が巧いなぁと思いました。確かに原作を映像化するには時間的に無理がありますが、映画として面白かったです。映画・原作どちらも未見の方は、映画を先に観ることを私はお勧めします。あとから原作を読むときに、映画のシーンが思い出されて、臨場感もあり、なかなか良いです。(キャラクターのイメージが合わないと感じる方もいらっしゃると思いますが) //WOWOWで数回観なおしました。何度観てもぐっとくるのが長男の「大好きな父上を一人で三途の川を渡らせることはできない」です。主人公はさぞや家族揃っての団欒を夢見たことでしょう。死にたくはない、もっと長生きして幸せになりたい。今の時代では当たり前のことを夢見る主人公が、「生」に対して未練がましく振舞う最後のシーンは、決して無駄な長さではないと思いました。だからこそ、長男の台詞に涙が止まらなかったのです。そこでポイントアップしました。
【ソフィーの洗濯物】さん 9点(2004-01-28 20:12:21)
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