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《ネタバレ》 すんごい映画ですね。ずっと見よう見ようと思ってやっと見ました。終始衝撃の連続でした。それにしても、何でこの映画こんなに10点が多いんだろ??どっちかと言うとこの映画ってキューブリックが好き勝手やってるだけであって、大衆受けを狙った映画じゃないと思うんだけどなぁ。まぁ、名作と言われる映画に低い点数をつけるのってかなり勇気がいりますからね。人間の感覚なんて適当ですから、1000円のワインもソムリエが最高級のワインです、って言ったらスッゴイ美味しく感じるのと一緒。10点が多かったらいい映画なんだなぁって思っちゃいますよね。さて、映画の話に戻ると、まずこれが30年以上前の映画だということに驚きです!内容、映像、服装、小物使いその他細部にわたって素晴らしくセンスがいいです。内容は現代社会にピタリと当てはまるものだと思いました。その中で、音楽が最高にマッチしてる、と言う意見が結構ありましたが、この映画ではその逆だと思います。映画全体を通してキューブリックはミスマッチを楽しんでいたのではないのかと思いました。わかりやすいところでは『悪』と『善』。題も時計とオレンジを対比していると思われます。音楽も『最高に優美なクラッシック』と『最悪な気分の吐き気』。その他、たくさんの対比を感じました!そういう見方をすると、また違った楽しみ方ができると思います!で、結局『悪』と『善』は相容れないし、時計仕掛けのオレンジでは時計としても動かないし、オレンジとしても食べれないってことなんでしょうか。元に戻った自然体のアレックスを見ると、キューブリックは『暴力』を肯定しているようにも思えますが、どうなんでしょう!?もっと深い部分はまだ一回しか見ていないのでわかりませんが、誰しもがもつ人間の暴力性を全否定はしない意図が感じられました。あ~こんなに長いレビュー書いたの初めて(笑。<更新>なんか日に日に点数が上がっていく映画。やっぱりココまで印象に残るのってすごいと思う。出だしの映像が頭から離れない。。。!
【グングニル】さん 9点(2004-06-14 03:44:08)
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