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画家を描く映画は難しい。静止画と動画のずれ。どちらかを生かそうとすれば片方が死ぬというトレードオフの関係が避けられない。そのなかでこの映画は奇跡的に両立に成功している。本作品を作りあげた監督、俳優などが抱く、虚飾を排した画家への暖かい眼差しのゆえであろう。また「風景」という次元が動と静をうまく架橋しているのかもしれない。20年ほど前、尼崎の某百貨店(というか専門店街?)でピロスマニの展覧会が開かれていたなんて、いまにして思えば奇跡的である。
【バッテリ】さん 9点(2004-01-15 21:54:53)(良:1票)
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