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《ネタバレ》 途中、恒夫がジョゼに近づく理由がわからなくなってしまった。善意か、好奇心か、性欲か。しかし、最後に恒夫が泣き崩れるシーンで納得した。恒夫はジョゼに対して普通の男が普通に女を好きになるように、ただ純粋に惹かれていたんだと思う。恒夫はジョゼを「一人の障害者の女性」として嘘偽り無く愛していた。だから恋愛をする上での善意や好奇心や性欲はあったんだ。二人の間には、健常も身障も関係なかった。この映画は、心の優しい男と心の純粋な女の、誰もが味わった事のある切ない恋愛物語。恋愛ほど素晴らしい事は無い。恋愛とは、出会い、愛し、そして別れる事。その恋愛の全てが、この映画にはあります。あともう一つ、私は恋愛にはセックスが必要不可欠な事だと考えているので、この映画のラブシーンは恋愛の本質の一面を見事に捉えていて非常に重要なシーンだったと思います。またこういったシーンが無かったら単なる「偽善」に成り下がってしまったかもしれません。本当に、素晴らしい映画でした。
【カワサキロック】さん 8点(2005-02-15 04:43:43)
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