仁義なき戦い の アイアン・バタフライ さんのクチコミ・感想

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仁義なき戦い の アイアン・バタフライ さんのクチコミ・感想
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太平洋戦争での敗北⇒既成の価値観の崩壊⇒社会の混乱、という時代背景における血みどろの人間関係。「仁義なき」ということを裏返せば、旧来の価値基準に代わって、カネや暴力といった即物的なものが新たな尺度になったということ。また、明治期の自由民権運動が博徒と無縁ではなかったのと同様、形式的な国家権力を補完する形でヤクザ組織をはじめとするインプリシットな権力が存在するということも、社会史の常識。本シリーズでも、警察と持ちつ持たれつのヤクザ組織が、時代の変化の中で、社会との共存=経済ヤクザ化を図ったり、あるいは逆に一段と凶暴化・地下化する様子が描かれます。必ずしもリアルだとは思いませんが、生の過剰さがぎゅっと凝縮されて、ある種の爽快感すら感じます(笑)。菅原文太の存在感は、この1作目が一番ではないでしょうか。
アイアン・バタフライさん 9点(2004-03-28 13:32:13)
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投稿日付邦題コメント平均点
2004-05-22失われた週末7レビュー6.51点
2004-05-17雨の朝巴里に死す7レビュー5.00点
2004-05-16お熱いのがお好き8レビュー7.95点
2004-05-16パットン大戦車軍団8レビュー7.09点
2004-05-04サンセット大通り8レビュー7.63点
2004-05-03郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)8レビュー6.15点
2004-04-17東京物語8レビュー8.12点
2004-04-12波止場(1954)7レビュー6.32点
2004-04-12アメリカン・ビューティー9レビュー7.00点
2004-04-04オール・ザ・キングスメン(1949)8レビュー6.00点
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