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《ネタバレ》 DVDのパッケージを見た時点で笑えたので、これは期待できると思った。写真一枚で「ザ・童貞」という印象を作れるスティーヴ・カレル。けっしてオーランド・ブルームにはできない(というかやろうともしない)名演技だ。
アメリカのコメディにありがちな大げさで漫画的な笑いではなく、基本的にリアルで、会話の妙やくだらなすぎる小ネタで笑わせる。『アメリカン・パイ』的なギャグもあれば、ウディ・アレンを思わせるウィットもあり。冒頭のトイレのシーン(ぶっちゃけ共感した)からして、センスが良くなければできない笑いだと思う。 最後の展開はありがちだけど、普通に良かった。何がすごいってあのシーンだけスティーヴ・カレルがかっこよく見えるのがすごい。何気に実力派俳優だと思う。 ラストもすごかった。ハッピーエンドなんだけど、いくらなんでもハッピーすぎやしないか、というくらいにハッピーエンドだった。笑うよりむしろ引いた。 強いて難点を上げるなら、ちょっと長いかな? カットしてもいいんじゃないかというエピソードがある。でもコメディとしては充分、面白かった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-22 11:26:17)
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