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《ネタバレ》 なんだか雰囲気を味わうというか、海賊ものというジャンルそのものが最近の映画の中では珍しいので、そうした感覚を楽しむ映画という気分でした。前2作品は観賞済みで、この3作目に臨んだのですが、結構面白かったです。多分にアトラクションめいた展開も映画としては見せ場になっており、大画面の迫力を充分に堪能。しかし、何と言っても男、男、男の集団のその汚いこと。当然のごとく海上生活ゆえ、風呂に入ってないであろう、その顔、そのスタイルの汚れ密度の高いこと、高いこと。何でもないことなんだけど、そんな海賊めいた汚さが妙に気に入ってしまいました。だからこそ、キーラ・ナイトレイの美しさが際立っているのだろう。嵐の大海原での決戦、びしょぬれになりながらの剣劇、砲弾乱れ飛ぶ様など、海賊ものの神髄をみせてくれています。あくまでも視覚的にですが。物語性など、あまり気になりませんでした。ムードたっぷりに演じている主役はもちろん、傍役までもが実に楽しそうなんだもの。いいなあ、お祭り的で。
【映画小僧】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-25 14:29:35)
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