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《ネタバレ》 アニメーションによるお洒落なオープニング。そしてあの音楽。ピーター・セラーズのひょうひょうとした演技に腹を抱えて大笑い。初見の頃は中学生。でも、分らないギャグなど全くなくて、自然に笑えたのは(映画のパロディも入っている事は入っているのですが)やはり笑いの表現に丁寧な描き方があったのかも知れません。特に、犯人を追うクルーゾー警部がタクシーに乗り「奴を追ってくれ」と頼むと、運転手が車をおり走って追いかけるシーンは涙がこぼれる程おかしかった。馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでですが、クルーゾーのキャラの立て方がしっかり出来ているので、真面目になればなるほど面白いのです。それを表情でしっかり見せるあたりに、ピーター・セラーズの達者な演技が光っていると思います。今の笑い、「フライング・ハイ」や「ホット・ショット」のようなテンポと急激な展開はありませんが、それがない分、お客さんが置いていかれることなく、しっかりついていって笑える良さがいっぱいあります。自分は大好きです。
【映画小僧】さん 7点(2004-03-26 12:55:50)
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