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「綺麗!」そんな言葉がぴったりの映画。実写ならば、舞台となる建物や木々、草花などを建設、建造する「美術」が存在し、それをうまく撮影するカメラがあるのだろうけれど、ピクサーのこの作品には、スタッフの頭の中にそれが全てあるみたいです。つまり、イマジネーションという、およそ枠にはまりきらない強い武器が映画美術を成り立たせているのですね。海の中の色鮮やかな表現、波のうねり、差し込む光など、こうあればいい、こう見せればいいということをちゃんとしている点が物凄くいいですね。子供を探す、そして取りかえすという手垢のついた物語なれど、見てしまいます。ハラハラしてしまいます。魚の動き、表情も、そして台詞も、みんなCGという「美術」の中で立派に活きています。ほんと、目からためいきの出るような楽しい映画です。
【映画小僧】さん 7点(2004-07-10 09:15:21)(良:1票)
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