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レビュー情報
怖いもの見たさという人間の基本的な心理に屈して見てしまいました。数々の罵声、罵倒、低俗映画の際たる評価を受けてのこの作品。レンタルコーナーにおける、新作でありながら誰も借りていない事実を見ても、ある意味偉大な作品かも知れません。俳優というよりはただの人が出ている映画です。演技とか声の発し方とか、そんなことおかまいなしに進むこの強引な作品には、感想すら浮かびません。原作を知っています。永井豪のファンでもあります。しかし、制作していいものと悪いものとの区別ぐらいはつくのではないだろうか。何の判断基準があってこの映画がロードショーとなったのか。ぶつ切れのストーリー。どこかで見たような視覚効果。噂ほどではない戦いのシーンとか、どこをどう切っても「凡作」以下の「駄作」でしかありません。映画制作を志す若い人達がもしこの映画を見て、この程度でも商業として成り立つんだと感じたならばこれはもう立派な犯罪です。でも、反面教師にはなるでしょうね。この面白なさを越える作品などもう出て来ないでと、今は祈るばかりです。
【映画小僧】さん [DVD(吹替)] 1点(2005-05-28 10:51:44)
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