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《ネタバレ》 『スター・ウォーズ』を、ファンを馬鹿にした前作エピソード8でシリーズに幻滅し、それでも最後を見届けないとおけないという義務と少しの期待を持って鑑賞した。皇帝の復活やファイナルオーダーの勃興、レイの出自、レンの葛藤など見所は多いが、本来ならエピソード8でやっておくべきはずのものもあり、相変わらずのお宝探しクエストとレンとレイの追いかけっこに時間を費やすストーリーには辟易する。おかげで最後の総力戦の描写が駆け足で何とも中途半端、迫力不足だった。一方、皇帝VSレイ&レンのフォースの総力戦は濃密で見応えがあり満足。フォースはさらに万能魔法の感が増したが、レイとレンのドラマを盛り立てており、これはこれでアリだなと感じた。悪の血筋と正義の魂を持ったレイこそが“フォースにバランスをもたらす者”なのかな、最後の黄色いセーバーは良かった。レンの死と同時にレイアの肉体が消えたのは何だったのか。レンの心変わりはレイアがある程度操作してたのか、レンの死を待ってあの世へ連れて行ったのか、しばらく話が頭に入ってこなかった。チューイもやっとメダルを貰えたね。ライトセーバークルクルはあったが、エピ1〜3のような殺陣ダンスでなくて良かった。音楽は今作もジャカジャカ楽器が"がなる"だけで魅力なし。 ホント、蛇足感のある三部作だったが、それでもスターウォーズの完結編と思うと感慨深いものがあった。スターウォーズのファンで良かったと思える作品に引き戻してくれたJJに感謝。
【リン】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-20 23:34:41)
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