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ドラッグ問題、性問題、高齢化社会、深刻な家庭崩壊、貧困またそれに付随する食糧問題、老人の孤独死、それにティーンたちの家出問題を巧みにまた鋭いタッチでロードムービー調に見事なまでに描いている。どこまでいっても独立心強く、忍耐強くも新たな自分の発見の旅を続けるハリーに彼に飼われている猫のトント。この2人の旅を時には暖かな眼差しで、時には皮肉な感じで皆さんおっしゃられるように決して悲劇的な結末ではなく、未来を感じさせるようなラストで見事にまとめ上げたマザースキー監督の正に傑作である。こういう映画は永遠に風化させてはならないのだ。
【チャーリー】さん 10点(2001-06-14 18:17:06)(良:1票)
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