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巨匠デビッド・リーンによる素晴らしい一大スペクタクル・ロマン大作。オレンスの生き様を豪快に、そして劇的に描けているだけあって見応えたっぷり。まぁ確かに序盤に冗長と感じる演出があったりするので、脚本の出来は良いとは言い切れないかもしれません。ですが、ラスト近くなって胸躍るようなドラマ性が出てきた時、この映画を私も「もっと観たい」と思った。物語としては“休憩”に入る前のオレンスがカイロに帰還してくるシークエンスあたりから急激に面白いと感じた。序盤は叙情的な演出が多く、とにかく映像を味わって欲しいと思ってる。海辺でラクダにまたがって夕陽を眺めるオレンスを映したショットは、この上なく至福の瞬間だ。
【チャーリー】さん 10点(2002-04-02 11:05:56)
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