トレインスポッティング の コバ香具師 さんのクチコミ・感想

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トレインスポッティング の コバ香具師 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 トレインスポッティング
製作国
上映時間93分
劇場公開日 1996-11-30
ジャンルドラマ,シリーズもの,犯罪もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
これ見てよくわかった。やっぱ俺はストーリーテリングの妙とか派手な爆破映像とかを一番に映画に求めてるのであって、こういうオサレ系とか雰囲気系ってのに属する映画は好みじゃない。んじゃオサレ系が嫌いかって言えばそうでもなく、何らかの見所を見出すことができればその作品を評価するし、ツボにはまればけっこうな爆発力を有することも事実です。けどトレインスポッティングはそういう面白さを感じれなかったのが残念。クスリ漬けのグダグダ青年達のグダグダ生活を見せられても何も共感しませんわ。要は受け手の性格として、彼らの行動やスタイルの波に乗ってしまえるかどうかがキーなんでしょうけど、俺はダメだったな。それは多分俺がクスリってもんに無縁の生活を送っていて、かつクスリに対する一種の憧憬の様な感覚も抱いていないことが原因なんだと思います。当然それが多くの日本人にとっては普通なんだろうけど、クスリという文化を真っ向から否定するでもなく憧れるでもなく、ただ無関心に通り過ぎている自分にちょっとした歯痒さを覚えたんだよな。以前裁判の見学をしたことあるんだけど、被告の罪状は麻薬取締法違反。しかも再犯で、以前もクスリ絡みで半年ほど刑務所にブチ込まれてた人だったんですが、そりゃもう悲惨でしたよ。40過ぎのいい歳した男性がワッパはめられて泣きながら「今は反省している」とか言ってんだぜ。被告の両親も見に来てて「どうしてこんな風に育ってしまったんだろう」的な目で息子を凝視してるんですよ。そんな状況になるリスクを負ってまでクスリをやり続けるんだから、そりゃもうクスリの誘惑ってのは想像もつかないくらい強烈な世界だということだけは想像できます。以前の俺ならそんな凄まじい体験をしないまま人生を終えるのは勿体無いって感覚もちょっとは持ったはずなのに、この映画を見ても何も感じないなんて、俺の脳みそはいつの間にか凝り固まってきているのかも知れません。だから俺は考えをあらためました。50年後、もし自分の余命がわずかだと悟る機会があったらその時はクスリを求めて街に出ようと思います。一体どんな世界が待っているんだろう。今から楽しみだ。そして再びこの映画を見て10点をつける日が待ちどおしい。
コバ香具師さん 4点(2004-08-13 00:35:42)(良:3票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2005-10-25ストレイト・ストーリー7レビュー7.45点
2005-03-04ラブ・アクチュアリー9レビュー7.52点
2005-02-21テルマ&ルイーズ7レビュー6.41点
2005-02-17ドーン・オブ・ザ・デッド8レビュー6.66点
2005-02-13マッハ!!!!!!!!5レビュー7.06点
2005-02-12メメント8レビュー7.04点
2005-02-10世界の中心で、愛をさけぶ8レビュー5.27点
2005-02-04ネバーランド6レビュー6.23点
2004-12-25Mr.インクレディブル10レビュー7.60点
2004-12-05ロード・オブ・ザ・リング9レビュー6.69点
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