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《ネタバレ》 何がよかったのかよく分からないのになんかよかったような気がするという、自分にとって少々煮え切らないような感じの映画だった。いろいろな感想が渦巻いて整理できないでもいる。もう一度見るべきなのかもしれない。主演の中谷さんは美しい方なので、引きこもり後の醜い姿をあれほどに大げさに作っても、顔をアップで撮ったときの瞳の輝きがどうしても美しいままのように見えた。あのような美人が役者をやるときの妙な限界なのだろうかと思った。美しくない人が美しい人を演じるより、美しい人が美しくない人を演じる方が実は難しいのだろうか。時代時代の流行歌や風俗を使って昭和から平成への時の流れをなんとはなしに描いているという点で、「日本版フォレストガンプ」のような印象も持った。下妻物語の監督が作った映画だということで見に行ったのだが、似た雰囲気だなと思うと同時に、自分は下妻物語の方がおもしろいと思った。
【ishikawa】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-06-08 01:15:50)
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