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《ネタバレ》 悪口書きます、でも評価の点数を見てくださいね。
最近、山中貞夫の「丹下左膳餘話 百万両の壷」観たせいか、段取りとテンポにことさら眼がむくようになってしまいました。イザコザってのは二人旅にはつきものなんですが、揉めるシーンの後いきなり話が飛びすぎる。簡単でもいいからオチつけて次のシーンに移行してほしい。 いかにノートンがタフなバイクでも、あれだけ転倒をくり返したら廃車になってしまうのは必然。たぶん原作を忠実になぞったのでしょうが、現代の道路状況になじんだ人がダートで失敗しているだけに見えてしまいました。そこらへん、詰めが甘いかも。しかし、あの時代のノートンてあんなにキャスターアングルが寝てたんですね。そりゃ、コーナーでケツが滑るわ。 サン・ペドロのライ病施設での別れのスピーチ、いきなり涙があふれてきました。おれ、じつは世の中に絶望してるんだけど、「もういっぺん」って気になったもの。そう、そうなんだよな、いまだに変わってないもん、ラテンアメリカは。たぶん、一般的にはその後の川を泳ぎ切るシーンのほうがウケるんだろうけど。 観ることによって、CHEの意味が初めてわかった、アルゼンチンからチリにかけての風景や季候がよくわかった、ペルーってどんな国なのかよくわかった、などドキュメンタリードラマとしても秀逸な作品に仕上がってると思います。 そうそう、文才のない科学者、たぶん原作にあるエピソードなんだろうけど現実にあんな人よくいるんだよねぇ。 【shintax】さん 9点(2004-10-25 21:23:47)(良:1票)
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