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テロリズムの蔓延るフランス占領下のシリア・ダマスカス。
シビアな政情を生きる男たちの面構えがいい。 ハンフリー・ボガートの居所をフランス軍に売る男は職業俳優だろうか。 脇役ながら、如何にも殺伐とした世界を生き抜いてきたというような 凄みを感じさせるしたたかな顔貌がいい。 リー・J・コッブの強面がそれに負けていないのもいい。 映画は夜のシーン、地下のシーンが中心となり、閉塞感を増す。 狭い路地や地下住居の設計が独特の闇を創り出し、異国の趣を漂わせている。 とりわけ、ゲリラ達との接触場所となるローマ時代のカタコンベの美術が素晴らしい。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2014-02-01 21:36:25)
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