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《ネタバレ》 図書室という舞台の、書架とその隙間を活かした立体的空間の迷宮的活用による
現在と過去との連携。直近では吉田康弘『江ノ島プリズム』の図書室の撮り方なども良かったけれど、 序盤だけとは云えやはりこのくらいは必須だろう。 校舎屋上から白い壁伝いの階段を登って青空を背にするヒロインが眩い。 旅行先の博多で川面を見下ろす2人。その川面に映る日の光の反射が カメラの緩やかな移動と共に、北村匠海と浜辺三波の二人を繋げ、包んでいく。 ロケーションと順光/逆光をうまく考慮活用したシーンが其処此処にあるのが好印象だ。 桜の舞う二本の橋の分岐点に佇む小栗旬のショットは当然、彼の心象の提示である。 中盤での雨も適材適所でいい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-08-30 23:56:11)
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