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いつもファレリー兄弟の作品に出てくる障害者を主人公に据え、兄弟愛と夢を描いたハートフルコメディ。
さて、障害者についてだが、『メリーに首ったけ』のレビューでも書いたが、障害をあくまで「一人の人間の持つ個性」として描くのがファレリー兄弟の映画の特徴。どの作品も、毎日を楽しく、いきいきと生きている「ハンデを持っているにすぎない、一人の人間」を爽やかに描いている。現に、この映画を作る前から、障害者の方からファレリー兄弟に感謝の手紙やメールがたくさんきているそうです。 この映画では、障害者が主人公ということで、その点を丁寧に描くことができ、その結果障害者蔑視だ、などという見当はずれな感覚を誰にもあたえないことに成功している。 映画自体は、ファレリー兄弟はテーマの全てを優しさで包み込み、うまくまとめている。ただ、彼らの作品としてはあんまり笑えないし、もう少しパンチをきかせてほしかったかな。お得意の下ネタも手加減気味だったし(笑) 【ファイティングアイリッシュ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-10 22:59:44)
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