猟奇的な彼女 の んぽ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > リ行
 > 猟奇的な彼女
 > んぽさんのレビュー
猟奇的な彼女 の んぽ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 猟奇的な彼女
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2003-01-25
ジャンルラブストーリー,コメディ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「まぁ普通のラブコメであろう」と適度な期待のもと鑑賞したが、期待に反してなかなかそれ以外の要素があり、私的にはオススメ。
前半は「こんな女いねぇよ」と思いながら、まぁクスっとくらいは笑いながら、見ていたのであるが、キョヌが彼女と山へ登るシーンあたりから、心情的にじわじわと訴えかけてくるものがあるのだ。
巷では韓流なる言葉が飛び交う昨今である。うちの母親も、御多分に漏れず、ヨン様にはまっているのである。付き合いで1~2回見たが、「古きよき日本の昼メロ」といった感じで、オールドレディには懐かしく、ヤングレディには食傷気味の最近の国内ドラマにはない、却って新鮮な感覚が受け入れられていると、私はそう思うのである。で、多分総体的に、韓国ドラマとか映画とかっていうのは、日本の映画やドラマで、きっといつかどこかで見たような感じなんじゃないかと、タカをくくっていたのだ。
が、どうやらそれだけではない。なんというか、ヒトの気持ちの描き方が、ちょっと日本と違うのである。アメリカ的でもない。異質感という意味では、フランス映画を見たときの、「ちょっと変だけどナカナカ面白いのだ」という感覚に通じるものがある。
「彼女」の、「キョヌのことは好きなんだけど、「死んでしまったモトカレが忘れられないの、そうすればいいのこのキモチ、ウッフン」というようなキモチの表現が、少し我々の想像する映画的表現とは異なっていて、しかも暴力的な部分を存分に見せ付けた後のそういう心情表現なので、「おっ、なかなかカワイイとこもあるのだな、なるほどなるほど」というような相対効果もあって、なんだかカワイイのだ。
そういえば冒頭の、「おばさんが女の子紹介してくれる」的なキョヌのセリフの後ろで、ベッピンさんぽい女の子が歩いているシーンで「もしかして」と予測したラストシーンであるが、「彼女」のブットビ加減と、キョヌのふがいなさのおかげで、そんなことはぶっ飛んでしまっていたところであのラストシーンなので、「あ、忘れてた、
やられた」というふうに、感心してしまった部分もある。これもなかなか新鮮だった。
それにしてもチョン・ジヒョンさん、カワイイのか垢抜けてないのかよくわからない顔立ちである。
んぽさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 14:06:31)(良:1票)
んぽ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-08-17ラッシュライフ0レビュー2.72点
2012-03-03明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。1レビュー3.33点
2011-11-26ワイルド・スピード/MEGA MAX9レビュー6.95点
2011-11-26スカイライン-征服-1レビュー4.50点
2011-11-26世界侵略:ロサンゼルス決戦6レビュー5.75点
2011-11-26コンテイジョン3レビュー6.32点
2006-02-18インパクト6レビュー3.50点
2006-01-26ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月1レビュー5.26点
2006-01-26ブリジット・ジョーンズの日記1レビュー6.48点
2006-01-26亡国のイージス7レビュー5.12点
猟奇的な彼女のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS