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とことん作り込まれた世界観が心地よい。
洋と和が同居する巨大な屋敷では夜な夜な官能小説の朗読会が行われ、膨大な数の稀少本が取引されていた。 その屋敷の主は上月という変態ジジィで、一緒に暮らす日本人の姪(お嬢さん)と結婚しようとしていた。そこへ、詐欺師の男と仲間の女が侍女として乗り込み、財産を狙う。 二転三転する物語はサスペンスと官能に満ちており、飽きさせないし、何より俳優達の演技の本気度が日本映画とは桁違いな次元で凄さが画面から滲み出てる。美術面においても妥協のない作り込まれたビジュアルは圧倒的な説得力を放っていた。 ストーリー的には多少無茶な所もあったが、その雰囲気だけでも一見の価値ありな凄い映画だと思う。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-03-28 00:37:33)
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