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おそらく初めて観たゴジラ映画がこれだった。
だが、子供心にあまり面白かったという記憶は残っていない。 今25年ぶりに見返してみてその理由が分かった。ストーリーが全然子供向けじゃない。いきなり冒頭からG細胞を巡って兵士達が激しい銃撃戦を繰り広げたり、人間同士の争いばかりが描かれなかなか怪獣バトルが始まらないからだ。怪獣プロレスがメインの平成ゴジラシリーズの中では異質な存在といえる。結局、テーマとしては1番恐ろしいのは怪獣でも兵器でもなくそれを生み出した人間ですよという1作目から受け継がれたものだが、今作は1作目から比べると大分陳腐な展開が目立つ。そもそも、ビオランテの存在自体が微妙。人間の細胞も入っているという設定を生かし切れておらず、結局ゴジラを際立たせる為の引立て役にすぎないのが残念。 あと、毎回謎なのが何故ゴジラは新しい怪獣が出現したら当然のように海から出現してきてそれと戦うのか。怪獣とグルになって人間を襲えば効率がいいのにと思ってしまう。ましてや、ビオランテは自分と同じ細胞から成る仲間みたいなもんでしょ。 また、怪獣同士が戦い始めると急に傍観し出す人間達というのも毎度の事ながら不思議だ。闘いに夢中の時こそ2体同時に葬り去るチャンスなのに何故・・・きっと暗黙の了解があるんでしょうな。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-07-25 20:02:34)
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