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《ネタバレ》 ポン・ジュノ監督の映画なので、色々と背後に隠れたものを考えながら観ようと思ってみたが、結局馬鹿笑いしながら見てしまった。化け物のコミカルな体型とか主人公の駄目っぷりとか、主人公一家のハチャメチャぶりとか。シリアスな中にもどこかコミカルな雰囲気を持った作品を作る監督だから、ある程度は意識的にやったことだと思うが、ここまで来るとコミカル要素の方が強すぎてちょっといただけない。ストーリー自体は結構バッドエンドだったりするし、もちょっと真面目にやってよーって感じがする。
ラストのご都合主義は確信犯だとして、知らんルンペンとエージェント・イエローが出てくる終盤は正直微妙。あのガス程度の威力じゃ、化け物がよっぽど近くにいないと通用しないわけで。結局モロにガスを浴びた主人公一家も軽症で済んでるし。逆に化け物をおびき寄せるために米軍がデモを仕組んだのだとしたら、それはそれで面白いけど、それが分かるシーンはない。 この後、監督は傑作「母なる証明」を撮るんだから、「ブラインドネス」でこけたメイレレス監督も次はやってくれるかもしれないと期待してみたり。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-15 23:54:24)(良:1票)
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