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《ネタバレ》 許されざる者が誰なのかを最後まで考えさせる作品でした。出てくる人達は娼婦達も含めて全員何らかの罪を負って生きているように見えます。しかし監督としては主人公のマニーを最も許されざる者として描きたかったのでしょう。それは「普通に生きる」というだけでは駄目で、「罪に向き合って生きる」のでなければ贖罪にはならず、結局「本性は許されざる者でありつづける」という厳しい指摘のように思いました。苦しめられた主人公が最後にバンバンと悪をやっつけてカタルシスを得るのが従来のイーストウッド主演作のパターンですが、最後にバンバン殺して「自分が一番悪い奴です」という落とし方は見事というか、見る人を考えさせる作品にしています。晩年の彼の映画の作り方はけっこう好きです。
【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-18 21:42:04)
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