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実に正統的なアメリカのラヴコメディ路線で、公と私がぶつかってしまう一日のドタバタ。雨の曇天で始まり、サッカー会場で晴れ渡るのも正しく、一日の出来事で収めているのも嬉しい。いちいち時間経過が出る。楽しめた。こういう映画は、延長線を引くと日本の小市民映画とつながっていきそうだな。このころのM・ファイファーは、きつい目とくしゃくしゃっとした顔の造作から、ツッパって生きているけどオチャメという役に合っていた。子どものオイタがちょっとクサすぎたのが引っ掛かるけど。携帯電話もすっかり映画の中で役割りを持てるまでに、生活に入り込んだころ。映画の中では、信頼と責任の揺れから恋は芽生え出すらしい。信頼して子どもを任される、信頼されたのに迷子にしてしまって責任を感じる、そうして関係が深まっていく。でも現実社会ではののしり合って終わりの可能性のほうが高い。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-24 12:04:18)
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