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監督がC・コロンバスで、R・ウィリアムズにS・フィールドだろ。やや苦手な面子がそろって、まして冒頭、主人公がタバコの吹き替えを嫌がってクビになるって「良心的」なとこを見せられ、さらに子どもの人気者やってりゃ、アンタンとした気分になりかける。でもアメリカ映画の「型」の強み、話が一人二役になって展開していけば、それなりに見られてしまった。一つの趣向に集中してアレコレすると、アメリカ映画は手を抜かずにアレコレやる。サービスシーンとしていろんな声を聞かせたりいろんな女装を見せたり、R・Wのちょっと躁病的な個人芸を展開してくれる。邪気のないクラスの人気者といった無難なキャラクターなんでしょうなあ。これをひねってサイコ的な役をやってみれば面白いと思うんだけど、「いい人」の線からは出ないの(とこれは公開時に記したノート。その後そういうサイコな役もやったが思ったほど面白くはなかった)。音楽に合わせてダウトがホウキなどで笑っているカットは、つらい。この監督こういうのが好きなんだよな。お面が外に落ちて絶体絶命になったときの対処と、レストランの場は楽しめた。しかし最後にテレビで、家族とはどうあるべきかの演説が流れる。
【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-17 10:27:39)
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