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《ネタバレ》 かのウェス・クレイブン監督の初期作「サランドラ」のリメイク。“ジョギリショック”などと似非キャッチ・コピーで公開当時物議をかもしたらしい。らしいと言ってはみたが、実際にレンタルして借りて観たのだが、いや、確かに酷い・・・。これがクレイブン監督作なのかと我が眼を疑ったほどの出来栄え。ある意味コメディ。で、リメイクされた今作はというと、某雑誌で公開前からすこぶる評判がよく、劇場を見逃してしまったため、つい先日即買いして即観。脚本に関して、舞台設定自体は新しくしていうものの内容は実にオリジナルに忠実でした。が、オリジナルと異なりこの作品が素晴らしいところは、類稀な演出だろう。監督は、「ハイテンション」で注目されたフランスの新鋭アレクサンドル・アジャ。最近では、プロデュース作品「P2」が公開を控え、今最も旬なホラー作家だと思う。そう、「ハイテンション」でみせたような冒頭のあのドキドキ感、カメラ割りがいい。グロさは断然上がっているが、オリジナルでは失笑すらしてしまったシーンが見事に残酷映画として昇華されている。と、ここまではベタ褒めなのですが、個人的には気がめいってしまったんでこの点数止まりになりました。
【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-09 20:17:35)
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