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《ネタバレ》 シンプルといえば聞こえは良いが、実はかなりベタでチープな脚本といえる。
復讐モノのの王道をいっているが、特に暴力描写一点に特化した稀に見るバイオレンス作品に仕上がっている。誰を悪魔と捉えるかは鑑賞者の感性に委ねられると思いますが、自分的にはギョンチョルかなぁ。言い換えれば、もし仮に自分は妻を殺された立場であれば同じような行為に走ったかもしれないと、ふと思ったからです。でもそれはあくまで自分に力や情報力があっての話ですが・・・。ビョンホン演じる主人公は国家諜報員のエリートであり、格闘も情報力も長けているわけで、そもそも比べること自体可笑しいかもしれませんが、誰もが大切な家族や友人がそういう悲惨な目にあえば、心の奥底では犯人を殺してやりたいと思うはず。法治国家たる先進国において、そういう気持ちそ抑え、紙一重で理性を保っているのが現実。この主人公は、その理性のタガが外れてしまった、いわば怪物なのだと思う。同情という気持ちは湧かないが一方的に犯人を痛めつける姿には胸のすく想いがしたし、もっとやっちまえ!とさえ思ってしまった。ギョンチョルのしでかした犯行はまさに鬼畜そのものでありそれこそ同情の余地など一切ありえない。 とにかく暴力描写は過激だし陰鬱なラストではあるが、ある意味ストレス発散にはもってこい?の作品かもしれません(~_~;) 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-13 23:39:35)
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