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《ネタバレ》 人を小馬鹿にしたテキトー邦題だと思ったが、原題『ORGY OF THE DEAD』を直訳すると
「死者の底抜け騒ぎ」。ニュアンス的に変わりはないようです。 事実、物語という物語もなくタイトルそのまんまですしね。 これがどういうことかというと、たったこれだけのために90分という上映時間を用意しているんです。ちょっと話は脱線しますが、この映画のネタってなんだと思いますか? いやね、レビューを投稿する手前、ネタバレ有無のチェック欄がありますよね。どっちにつける迷ったんですがね、そもそもネタがあったのか無かったのかすら甚だ疑問ですよね。 というのも、最初のドライブのシーンはともかく、それ以降は死人たちが次々と踊り狂うというだけで、上映時間の9割近く(約80分)も費やしているんですよね。なんという無駄。 なんとも末恐ろしいことだろう。 映画の冒頭で、眠そうなクリズウェルが「これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい」と語るが、観客の身に降りかかる惨事という意味では、全くおっしゃるとおりでございます。 延々と続く裸踊りばかり見せられる苦行。まさに拷問。でもちょっぴり愉快でもある。 けれども、これを恐怖映画と言わずして何というか。 唯一のネタを挙げるのなら、眠れぬ夜に最適です。死霊が襲ってくるというより睡魔が襲ってきます。さらに言うなら、この映画の存在が「奇蹟」という他ない。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 0点(2012-05-27 03:09:50)(良:2票)
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