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レビュー情報
90年代のハードボイルド映画の傑作。主人公の刑事達が、それぞれ正義感を持っているのだが、誰もが屈折している。その屈折した正義感が、終盤で真実を追求することで一致していく姿は感動的です。ストーリーだけを追うと、普通の刑事物になってしまいそうな所ですが、1950年代の雰囲気と、刑事達の個性をしっかりと描き出していることで、そこを乗り越えている。それまで、後半を力技で行ってしまう印象があったカーティス・ハンソンが、この映画ではしっかりと抑えており、複雑な原作を要領よくまとめた脚色も見事。そして、皮肉なラストも良い出来です。
【チャン太】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-07-31 21:20:03)
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