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《ネタバレ》 事故により四肢麻痺に陥ったラモンが尊厳死を求め、周りの多くの人々との関わりを描いた作品。
この映画ではあくまで、尊厳死を肯定したものではなく、 様々な考え方から、観ている者に考えさせられる作品になっています。 中でも私が印象的だったのは、死ぬために生きる。前向きな死。 といった事。 日本で一般的に言って、「死」とはあくまで後ろ向き、逃げ、なものであると捕らえられる事が多い。 だが、映画中にもあるように、周りの人の愛情は素晴らしく、まさに愛に溢れた環境にあるラモン。 それでも、ラモンは事故にあってから26年間の自分の人生に尊厳はなかった、というのが強く残りました。 似た境遇であるフリアと出会い、ラブストーリーもあるんですが、 それに対比されたように、いわゆる普通の恋愛もさりげなく描かれており、その2つが印象的です。 観終わり結果、答えが出る訳ではありませんが、一度観る価値のある大人の映画だと思います。 【コショリン】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-29 22:15:10)(良:1票)
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