ラスト・オブ・モヒカン の 亜酒藍 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラスト・オブ・モヒカン
 > 亜酒藍さんのレビュー
ラスト・オブ・モヒカン の 亜酒藍 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラスト・オブ・モヒカン
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1993-03-13
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 お気に入りの映画の一つです。また最近になり観直しましたので、改めての感想です。
ヒロイン・コーラ役のマデリーン・ストーンの気品ある端正な美貌は、何回観ても惚れ惚れします。幼馴染のヘイワード少佐とのお茶の場面もヨーロッパ・テイストの美しいものでした。ヘイワード少佐が着任するために通った道も、まるで絵のような(映画だから当たり前ですか?)美しさでした。▼殺伐として、かつ切ない本映画の中で唯一「ほっ」とする主人公達3人が友人の丸太小屋で夕食をごちそうになる場面で、結婚を薦められ「男の子を生め!」といわれ、ひざの上に抱いた男の子をさして、「こんな強い男の子では、こちらがまいってしまう」という台詞はお気に入りの一つです。▼インディアンのマグアに最初に襲われる場面では、英軍が一斉射撃をするのが分かっているので、その一斉射撃を樹の影でかわした後に攻撃するといった細かい戦法まで示し、さらに本当に頭皮を剥ぎ取る場面、大きなトマフォークを投げる場面、マスケット銃をピストルみたいな使い方まで出てきたのには、さすがマイケル・マン監督!と思いました。▼歴史に残るウィリアム・ヘンリー砦の戦いでの砲撃戦は、「良くこんな場面が撮れたものだ」とビックリしました。臼砲が出てきていたのには、思わず「二百三高地」を思い出しました。▼嫉妬に狂い、ホーク・アイを反逆者に祭り挙げたヘイワード少佐が最後にコーラの身代わりになり火あぶりにされる場面では、最後に英軍男児らしい潔さをみせて、なかなかやるもんだと感嘆しました。▼全編を通じて、バックに流れていた音楽は、時に勇ましく、時に切なく、映画の情感を非常に盛り上げていました。▼この映画の根底には、滅び行く種族の悲しみが溢れていたのは勿論ですが、大恋愛映画でもあり、かつ人間として生きて行く困難さ(?あまり良い言葉が思いつきません)も流れていたような気がしました。
亜酒藍さん [DVD(字幕)] 10点(2007-10-14 11:16:18)(良:1票)
亜酒藍 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-06-30アメリカン・アサシン8レビュー5.80点
2016-05-09冷たい熱帯魚6レビュー6.66点
2016-02-22X-ミッション7レビュー4.80点
2015-12-19スター・ウォーズ/フォースの覚醒8レビュー6.85点
2015-07-14ターミネーター:新起動/ジェニシス4レビュー5.30点
2014-06-25風立ちぬ(2013)2レビュー6.54点
2014-06-20300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~8レビュー5.48点
2013-12-14ゼロ・グラビティ10レビュー7.64点
2013-08-27オズ/はじまりの戦い3レビュー5.85点
2013-08-10ワールド・ウォー Z6レビュー5.89点
ラスト・オブ・モヒカンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS